5月30日、9名で神奈川県公益財団法人の四之宮管理センターを見学した。ここでは毎日322,800㎥の下水を処理している。下水処理施設の役割としては大きく分けて4つある。川や海を汚さない。水を甦らせる。次に衛生的になるため、快適な暮らしや美しい街になる。最終的に残る灰をセメント等の原料に利用するように、資源として役立て、さらには下水道の設備が整うため、たとえ大雨が降っても安心である。
実際に見学して、外観は想像したよりも綺麗であった。それは、処理施設が並行ではなく、ふれあい公園があり、かなり整備されていて驚いた。施設内部は作動しているにも関わらずに静かだった。一番印象が強いのが、下水から大きなゴミと砂、泥や野菜くずなどを取り除いた後に通る反応タンクである。独特のにおいを放っていたが、ポンプからの泡と水流、そして微生物の働きにより、下水が綺麗な水に変わることに衝撃を受けた。その後、微量の塩素を滴下し川へ放流する。
今回の見学は、以前から興味があったので私も会員もとても満足した。機会があれば、他の下水処理施設を見学して違いがあるのか知りたい。
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