ホーム 会のご案内 イベント 学習会 想 い 会報誌・資料 リ ン ク サイトマップ 更新情報

 
   

〜私たちの活動〜

環境対応型太陽エネルギー利用シンポジウム
 神奈川工科大学で開催

 市民生活の中に太陽エネルギー利用が急速に進んできていますが、1月23日(土)、神奈川工科大学で太陽エネルギーシステム研究開発センター(所長:森武昭副学長)の研究者によるシンポジウムが開催されました。研究発表のほか厚木市の補助制度、当会、東京ガス、東京電力、昭和シェルソーラーによる講演などがありました。
 当会はこのシンポに協賛、活動報告や受付のお手伝いのほか、聴講者としても参加しました。会場のメディアホールには150人を超える研究者や技術者、市民、報道関係者などが熱心に研究成果や講演に耳を傾けていました。
 この中で電気分解により発生させた水素により農業用ハウスの暖房を行う研究が披露され、重油を燃やす方法では、CO2の発生とともに熱の多くは外部へ排出されるのに対し、水素燃焼方式では暖められた水蒸気が温室内に排出されるために、温度、湿度が一定レベルで非常に効率の良い暖房ができるとともに、栽培する野菜などに水素が良い効果を与えるとのこと。研究では商用電力を利用して水素を発生させていますが、これを太陽電池パネルで発電した電力を使えば、CO2を排出しないシステムができるため、これから有望な分野という印象を受けました。
 写真は、同大学が素材の違う3種類の太陽電池、三菱重工製(微結晶シリコンタンデム型)、京セラ製(多結晶シリコン型)、昭和シェル製(CIS化合物型)を壁面に取り付けて性能評価を行っている模様です。更新などの際にネックになってくるサイズ、取り付け方法、出力電圧、屋根との一体型パネルの標準化など、課題克服もこの研究で前進することを期待しています。
 (井上 允)


   

〜私たちの活動〜

市立依知中と市立戸田小で環境学習支援
詳細はコチラをクリックしてください

  

〜私たちの活動〜
厚木市内の二酸化窒素濃度調査

厚木市内の二酸化窒素による大気汚染改善された

 

 「みんなの環境」第22号では、
直近3年間の二酸化窒素(
NO2
濃度の測定結果を報告しました。
ここでは、3〜4年前と最近1年
間の結果を図示し、
NO2による大
気汚染の状況を比較します。(こ
れらの図は
200911月1日(日)
に開催されたあつぎ環境フェアー
で展示したものです)




 図1は3〜4年前('05.12
'06.6'06.12)の結果、図2は最
近1年間(
'08.6、'08.12'09.6)
の結果です。図1と図2とを比べ
ると
NO2による大気汚染は明らか
に改善されたことが分かります。
3〜4年前には環境基準を超え、
あるいは環境基準ゾーン内になる
ことがありましたが、最近1年間
には問題にならない濃度に低下し
ていることが分かります。日本で
発生する
NO2は減少傾向にあると

図1 3〜4年前の厚木市内の二酸化窒素濃度
図1 3〜4年前の厚木市内の二酸化窒素濃度
図2 最近1年間の厚木市内の二酸化窒素濃度
図2 最近1年間の厚木市内の二酸化窒素濃度
いわれています('09.08.08付毎日新聞 )。今回の解析ではこれを裏付ける結果になりました。
 (藤田 実) 

   
〜私たちの活動〜
「2009あつぎ環境フェア」に出展
ソーラーカフェ盛況
     

あつぎ環境フェア



 今年も11月1日の<あつぎ環境フェア>に当会から「ソーラーカフェ」ブースが出展された。
ソーラークッカー 6機種10台が賑やかに並べられ、幸いにも天候も晴れたり曇ったりで、晴れ状態の
ときは実演が効果的に行われた。沸かされたお湯で無料の湯茶サービスが行われ、ポップコーンが
どんどん出来上がるのが見ていただけ、仕掛けられていた焼き芋が出来上がっているのがデモされて、
クリーンエネルギーの活用であるソーラークッカーの実用性が十分PRされたと思われる。
今回のブースの特徴と状況は以下のようでした。

@ 湯茶接待メニューに抹茶を追加
  湯茶接待では初めて抹茶がそれなりの提供の仕方でサービスされ、大変人気があった。
A 見てもらえるパネル展示
  出展機種の説明、ソーラークッカーの効用、そして日常の会の活動等を示す大小8枚のパネルが
  見易く読み易いように掲示され、熱心に見てくださる方もいて、環境改善の訴えがサポートされた。
B 簡易型ソーラークッカー製作教室の開催
  改善された教材用ソーラークッカーの製作教室が、大きな看板でPRされて開催され、スタッフ
  メンバーの呼び込みも功を奏し、多くの親子連れで賑わい準備した材料は午後1時半ごろには底を
  ついてしまった。

  運営スタッフの方々の応援とご協力を誠にありがとうございました。        (不破穣一)
 
 

   
〜私たちの活動〜
@ 親子で参加 エコ体験・手作り石けん作り
A エコロジー体験研修・石けん作り教室
@ 親子で参加 エコ体験・手作り石けん作り

 厚木市愛甲公民館・文化振興委員会主催の「エコ体験・手作り石けんづくり」が6月7日(日)、地区内小・
中学生及び地区内在住の方(小学生は親と申し込む)を対象にエコ体験と石けん作りを行いました。
講師として青砥航次、狩野光子、建部美枝子が応援しました
 参加者は当初20名の募集予定でしたが、30名の参加でした。また公民館よりのお手伝いとして文化振興
委員会の委員の方8名の協力がありました。会場は、講話を同集会室、石けん作りは同駐車場で行いました。
 9時より自作の絵を見ながらの環境のお話、水に関する講話を約30分位3名で致しました。自作の絵があっ
たりしましたので、話を注意深く聞き入り、後半の石けん作りの盛り上げにとても良い効果がありました。
 石けん作りは外に出て実際に説明をしながらの体験学習でした。子供達は水の中にカセイソーダを入れる
時の臭い、廃油を入れる時などみなさん注意深く真剣に缶をのぞき込み次第に固まっていく様子を体験出来
きました。大人が大勢いたのと、人数がよかったので、まずまずの出来でした。また思ったより簡単にでき
るんですねと感心していました。
親子でのコミュニケーションが出来、家庭に帰ってこの話が出来ますと喜んでいました。


A エコロジー体験研修・石けん作り教室

 厚木市南毛利公民館・学級講座主催の「エコ体験石けん教室」
が8月24日(月)、市内在住の小中学生及び市内在住者(小学生
は保護者と)の予定で企画されました。当初20組の予定で募集
しましたが、夏休みであった事と地区外よりの応募があり53名の
親子が10ヶ所にわかれての作業でした。山中延明会員と公民館
より3名が応援していただきましたので大変助かりました。
 真夏の太陽が照りつける日でしたが、公民館のご好意で駐車
場にテントと麦茶の用意もあり、親子での参加者は初めての
石けんづくりにわくわく、興味津々でした。低学年・高学年と大人
のグループに別れてかきまぜ、少しずつ固まっていく様子に親子
での会話が弾み、かき混ぜる手も交代で楽しそうでした。
 その後、和室に移動し、くらしと水の環境について考える学習
会を開催しました。今回は模造紙に大きく水の循環/水道水が
安心して飲めるでしょうか?/川が汚される/昔の水がきれい
だったのは/水質汚染について/食用油の品質についてなどを
掲示、お話を交えて環境を思いやる心や習慣が自然の回復を
もたらせる意義について語らいました。
 終了後のアンケートには、水を見直す機会を与えた/実践する
事で体験出来た/水について考えるようになった/親子での会話
が増えた/地球の汚れについて考える様になった、など回答が
ありました。
 毎日の生活の中で水の大切さと合成洗剤の使用量が少しでも
減り、石けん作りを通しての内発的な動機になっていければと
考えます。                         (建部美枝子)

 
 

   
〜私たちの活動〜
依知の自然から地球環境を考える
-依知南地域子ども教室を応援-
 依知南公民館主催の「依知南地域子ども教室」が7月27,28日の両日、地域の小学1年〜6年生を対象に「依知の自然から 地球環境を考えよう」と題して自然環境学習会を開催しました。青砥航次、橋弘毅、狩野光子、角田優香(かながわワンダークラブ)が講師として応援しました。
参加者は延べ20名で第一日目は、童謡「めだかのがっこう」や、わらべうた遊び「あんたがたどこさ」などで学習会を盛り上げ、また野外活動では「見る、嗅ぐ、聴く、味わう、触る」の五感を養う目的を説明しました。

 初日は、依知南公民館周辺と浅間神社を選び、移動途中の気になる動植物を観察、特徴などみんなで考えました。
スズメガの幼虫(どこで息してる?)、セミの抜け殻(セミの種類見分け方…触角に毛が多い→アブラセミだ)、電柱のそばにいたのはキツツキの仲間コゲラです。
神社ではまずお参りをしました。アオダイショウ見つけたぞ(どこで呼吸している?尻尾はどこからだ?舌を観察、開口する時は咬みつくぞ…)「浅間神社自然観察ビンゴ」を実施(花数、鳥種類、セミの声種類、実のあるもの、人間がよごしたごみの数、ツルのある木や草の数などを境内で探す)

 袋の中に何があるかを当てる「五感発揮ゲーム」では、→なぜそのような判断をしたかを講師に説明する。また気になる葉っぱ、抜け殻、小枝など3個収集し画用紙に貼りつけ描画の一部にした絵画も作った。夏休み工作にもなるかな……。身近な場所だけでも多くの植物、生きもの?がありこのような絵にも利用できること。また、その植物などに私たちも生かされていることを気づいたことでしょう。
 2日目は、「ジャンケンポン・ポン」遊びで負ける難しさを体験しました。太陽光エネルギーを利用したソーラークッカーのデモで太陽光の利用原理を学習しました。初日の野外活動まとめとしてパワーポイントを使い自然観察ビンゴの答えを学習し、地球温暖化の話しと、自分たちの暮らし方の工夫が大切であることを一緒に考えました。また、実用的なロープ結び(まき結び)に挑戦し、全員がマスターしました。最後におてんとうさまの恵み、ソーラーゆで卵を大騒ぎで試食し太陽光の大切さを実感しました。
                               (橋弘毅)

 

アオダイショウのしっぽはどこからか?

 
 

   
〜私たちの活動〜
厚木市内の二酸化窒素濃度調査−3年間のまとめ−
 
 当会では、毎年6月と12月に厚木市内のNO2(二酸化窒素)濃度を測定しています。これは、(特)神奈川県
環境学習リーダー会の大気部会が実施する県下の二酸化窒素の一斉測定に参加している活動です。
2009年6月は次の日程で行われました。
   5月30日(土): 測定準備(吸収液を浸み込ませたろ紙のカプセルへの充填)
   6月4日(木)18時〜6月5日(金)18時: 測定地点でのカプセルの暴露(24時間)
   6月14日(日)13:30〜: NO2の定量分析(神奈川県環境科学センター)
                     ***
 会報「みんなの環境」第17号では、2005年12月〜2008年6月の、6ヵ月ごとの 二酸化窒素(NO2)濃度の
測定結果を報告しました。今回は、直近3年間の結果をまとめました(下図)。‘06年6月の結果では、市立病院、
恩名、船子で環境基準オーバー、すなわち60ppb以上の濃度でした。’06年12月からの3年間では40〜60ppbの
ゾーン内になることも少しありましたが、環境基準には適合しています。二酸化窒素の排出量が改善されてきた
ことが分かります。このことは、環境行政の定着や排ガス技術の課題が解決されてきたことによると考えられ
ます。
 なお、国道246号線沿いから外れたところ(横軸の6,7,8番の地区など)はゾーン以下でした。このことは交通量が
246号線と大きな差があることによると考えられます。交通量がさらに少ないと思われるところ(22〜26番の地区)
は全く問題ないといえます。
                                                            (藤田 実)


厚木市内におけるNO2の測定結果

   
〜私たちの活動〜
A 荻野川の野鳥をたのしむ
 真夏を思わせる強い日差しの5月9日、荻野運動公園に会員やタウン紙の記事で関心をもった14名が集合した。ご案内は荻野川を長年フィールドにしている櫻井武氏。
運動公園を出発して権現堂橋より左岸を遡った。ハクセキレイ、イソシギ、カイツブリ、カルガモなど観察しながら金山橋まで。サル、アオダイショウ、ミシシッピーアカミミガメにも出会った。途中、無道谷から散策路に入る。新緑がまぶしい。キビタキ、ヒヨドリ、
メジロ、ウグイス、キジの声を聞きながら歩くが、懸念していた通りヤマビルの攻撃が厳しく観察どころではなくなってしまった。オオタカは聴きもらした。
昼食後、こんどは権現橋より下流を山中橋まで左岸を歩く。広町公園は工事中で以前の面影はない。完成後も工事前と同様野鳥が戻ってくるか心配だ。池に自生していた貴重なミクリは保護されていた。アオサギ、ヒヨドリ、カワセミなどを観察。立派な山中橋はなぜか渡るとすぐ行き止まり。ゴルフ場の縁を運動公園に戻る。少なくなったオドリコソウ、休耕田一面のムラサキサギゴケ、満開の荻野の銘木、ユリノキなど。小学生から60歳代まで幅広い年齢層の観察会だったが、櫻井氏の卓越した解説は参加者を魅了、充実した1日だった。       (長岡 恂 )
 

櫻井氏の案内で荻野川左岸を観察

 
 

〜私たちの活動〜
@ 再訪しました「春の里山」観察会
 日 時:2009.4.18(土) 10:00〜15:30
 場 所:上荻野バス停―田尻―打越峠―馬坂―海底(おぞこ)―勝楽寺(半増坊)
 参加者:5名     講師:青砥さん、長岡さん
曇り空でしたが、気候の関係で昨年と開花の有無により植物の
見種類に差がありました。

ボタンサクラが満開、遠近山の木々ごとに新芽濃淡色差が薄れて
いましたが、多様な樹木を連想させる遠望、のどかな暮らしを彷彿
させる屋敷内外の樹木や花弁のピンクや赤色、萌黄など、畑では、
白菜から出ている菜の花を確認、花や草毎に古外来種、近外来種
などの解説を受けながらまた、雑木林から「ポッポ ポッポ」と鳴く
ツツドリやウグイス等小鳥の囀りに迎えられた道中でした。

 打越峠付近では農家とも交流し葱のプレゼントをいただいた。
昼食中に金属光沢の緑色、目のまわりに赤い肉垂がある羽毛の
きれいな牡雉の御成りを目撃し、相手を探しているか、誘っている
のか、時々「ケーン」の鳴き声やもたげた首の振り方など、その挙動
に関心を寄せました。

また、昼休みに立松和平著「道元禅師 上」の紹介
…草木国土悉皆成仏(そうもくこくどしっかいじょうぶつ)…
とは、森羅万象全てのものがお互いに布施し合っているということです。

雨は植物に布施している。植物は人に布施している。
種を蒔き木を植えて人は植物に布施している。
木の生い茂った山は雲を呼んで雨を布施してもらう。800年以上も
前から仏道の法典に記された自然環境の大切さが忘れられていた。
最近は、[食の連鎖] [生物多様性] などとして有識者から活動が
始まった。など、仏道から学んだひと時もありました。
( 橋弘毅 )
 

草はらで昼食中、キジの雄が現れる