あつぎ環境市民の会 自然再発見vol3
他のページへ
トップページ
協会案内
入会案内
イベント
サイトマップ
当日午前の降水確率が70%だったにも関わらず、厚木市内外から合計15名の参加者となりました
日本とオーストラリアを往復する渡り鳥コアジサシ。その営巣地が相模川にある中州(相模大堰付近)にあります。幼鳥も成長するこの時期、営巣地観察のタイミングとしては最適のはずでした。しかし、企画した際の期待はかなわない状況でした。
6月17日、2羽。18日、1羽。私が確認したコアジサシの個体数です。日本野鳥の会によれば近年、最大700羽近く確認できた日もあったそうです。しかし、ここ2年連続で営巣していません。考えられる原因は2つ。1つは、餌となる鮎の激減。県水産技術センターによれば、鮎遡上数は、04年で2290〜2880万尾。05年は52〜72万尾。今年は65〜77万尾。一方、多摩川などは、逆に鮎遡上数が増えているそうです。もう1つは、中洲の草。草が生えすぎると、営巣地として適しません。相模川は水道水でもあります。時には、身のまわりの環境変化に思いを馳せたいものです。
講師:北條文彦 先生(日本野鳥の会)
期日:2006年6月18日(日)
場所:ほほえみ広場 10時
共 催:あつぎ環境市民の会
日豪協会かながわ